コゴの日記。

マドリードで暮らす会社員の日々。

ポストコロナのための再就職支援計画

コロナウィルスによる警戒自体中に失職した方々の再就職支援計画をマドリードが発表しました。

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この再就職支援計画では、コロナによる失業者を雇う中小企業や非営利団体が恩恵を受けることができます。

ざっくりと言うと

  • コロナによる失業者を正社員として雇用すると、一人当たり5000ユーロから7500ユーロの補助金が会社に支払われます。
  • コロナにより、業務時間を短縮していた社員を通常の雇用状態に戻すと、一人当たり2000ユーロから3000ユーロの補助金が会社に支払われます。
  • 50歳以上の正社員の雇用をすると、一人当たり3500ユーロまでの補助金が会社に支払われます。

なお、これらの補助金数か月以内に出るそうです。

詳しくはマドリードの公式サイトからどうぞ。

 

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マスクの使用が義務化

マスク着用が義務化

マスクの使用を義務化するOrden SND/422/2020, de 19 de mayo, por la que se regulan las condiciones para el uso obligatorio de mascarilla durante la situación de crisis sanitaria ocasionada por el COVID-19という条令が発表されました。

5月21日から6歳以上で、正当な理由がない限りは、公共の場、野外でマスクを着けていないと罰金に処されます。

自家用車の中では乗っている人が同居していない場合はマスクの義務があります。

罰金は601ユーロから30,000ユーロだそうです。

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スペイン政府はマスクはコロナウイルスには無効なので、使わない方がいいと3月頃は発表していたのですが、その後、マスクの使用を進め出し、ついに義務化しました。

 

5月25日月曜日から、マドリードもついにフェーズ1に

フェーズ1で許可されていることは以下です。

  • ソーシャルディスタンスを保った10人以内のミーティング。
  • 小規模商店の営業。
  • 飲食店はテラス席で営業。ただし、使用できる席は定員数の5割まで。1つのテーブルで同席できるのは10人まで。
  • 移動規制が県内ならなくなります。
  • ホテルや観光施設が営業。ただし、共用エリアは使用不可。
  • 教会がオープン。ただし、礼拝所に入れるのは定員数の3割まで。
  • 青空市場のオープン可、ただし、店舗ごとにソーシャルディスタンスを保つこと。
  • 演劇やコンサート、ライブなどは室内なら観客は30人以下で、会場の定員数の3割を超えないこと。野外なら200人まで。
  • 博物館、美術館も定員数の3割まででオープン。
  • 葬儀場は少数の参列者ならOK。

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4年前の今日はうさぎの島にいました

写真アプリが知らせてくれたのですが、4年前の5月20日は大久野島にいました。

あそこはうさぎが好きな人にとっては天国です。

 

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勿論、自然の中で観光客から餌をもらって生きてるので、なかなか餌にありつけなかったり、日陰にはいれなかったり、怪我をしてしまうことなど、心が痛むこともあるのですが、うさぎの群れが自分に向かってくるのにとても感動しました。

 

レンタルサイクルで島を一周したのですが、自転車の音でうさぎが寄ってきます。

ビニール袋のシャカシャカする音は美味しい物が貰える音だってうさぎが知っています。

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もう、うさぎとふれあい放題で、島は自然に溢れていて、一泊しか出来なかったのもあって、時間が止まればいいのにと心から思いました。

 

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もしも、もっと長い時間を大久野島で過ごすことができたのなら、うさぎが好きすぎて辛い思いもすると思うのですが、それでも一ヵ月ぐらいこの島で働きたいと思ってしまいました。

もう、この島にいることができるなら、どんな仕事でもしたいと思いました。

 

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もし、また日本に休暇で行くことがあったら、一週間でもいいからこの島で暮らしたいです。でも、そうしたら、帰れなくなりそうですが。

 

何年経ってもこの島での思い出は色褪せません。

これが心の癒しになっています。

警戒事態中の罰金とフェーズ0,5

5月18日からスペインの70%がフェーズ1になりましたが、マドリード、バルセロナ、カスティーリャイレオンの一部はフェーズ0のままです。
とは言っても、フェーズ0の規制が緩くなり、カタルーニャ地方ではフェーズ0,5と呼んだりしています。

前向きでいいと思います。

  

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新しいフェーズは0,5

 

それでは、フェーズ0,5はどんなことができるかというのを、ざっくりとまとめてみましょう。

 

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  • 400平方メートル未満のショップが営業可。
  • 他にも、スポーツセンター、科学施設などが活動を再開します。
  • 葬儀については、屋内なら10人まで、屋外なら15人までの参列者ならOKに。
  • 教会、博物館と美術館が定員数の3割まででオープン。
  • 図書館では本の貸出が再開されます。
  • カフェやバールのテラスはまだ営業不可。
  • 別の家にすむ親戚とはまだ会えません。
  • ミーティングも不可。

 

警戒事態中の罰金

Ley 17/2015, de 9 de julio, del Sistema Nacional de Protección Civilの第46条が警戒事態中の罰金金額を次のように定めています。

  1. 非常に深刻な違反は、30,001から600,000ユーロの罰金。約350万円から7000万円まで。
  2. 重大な違反行為は、1,501から30,000ユーロの罰金。約18万円から350万円まで。
  3. 軽微な違反は、最大1,500ユーロの罰金。約18万円まで。

今回のコロナウイルスの為の警戒事態については政府がReal Decreto 463/2020, de 14 de marzo, por el que se declara el estado de alarma para la gestión de la situación de crisis sanitaria ocasionada por el COVID-19で定めたとおりで、罰金に関しては601ユーロから10.400ユーロまでで、一番軽いのは「許可されていない移動」で約7万円。そして、一番重いのは「大人数での集会を開催する、または参加すること」で、約122万円の罰金です。

 一番身近な罰金だと、スーパーへ買い出しに行けるのは一人ずつなので、もし同居人と一緒に行くと601ユーロからの罰金ですね。

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ウルグアイから来た羊の毛刈り職人

羊の毛刈りシーズン開始

 

今週の水曜日にウルグアイから250人の羊の毛刈り職人さん達がスペインへやって来ました。

スペインでは約1650万頭の羊が飼育されていて、今年はコロナの影響で例年よりもかなり遅れてしまいましたが、今週の金曜日から毛刈りシーズン開始です。

 

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 これから2ヵ月ほど牧場から牧場へと移動しながらスペインに滞在します。

 

羊の毛を刈るのにはかなり体力と技術が必要で、初めてだと1時間以上かかるそうですが、ベテランの毛刈り職人さんは2,3分ほどでできちゃうそうで、1日に180頭もの羊のカットをこなしちゃうそうです。

羊の体重はオスは45キロから160キロ、メスは45キロから100キロもあります。そんな羊の体をバリカンで傷つけないように素早く作業って大変な重労働です。

そして、毛刈り一匹の賃金はスペインでは1ユーロ前後だそうで、本日のレートだと約116円ですね。

ウルグアイの平均月収はおよそ8万2000円ほどなので、もし毎日100頭の毛刈りだと単純計算で33万円ちょっとなので、大変破格ですね。

 

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羊と言ったらオーストラリアやニュージーランドのイメージですが、あちらでは羊の毛刈り競技会が開催されていて、1日で300頭から400頭も刈っちゃう職人さんもいるそうです。

毛刈り一匹の賃金は約3ドルらしいので200円ちょっとですね。

   

羊を裸にする技術に貢献した日本企業

ちょっと調べてみたのですが、シドニー工科大学ではロボットを使った羊の毛刈りの取り組みもあるようですが、刈れるのは羊の背中部分で、頭や脚はまだまだ難しいようです。

そして、とても驚いたのですが、バイオロジカル・ウール・ハーベスティング(BWH)と呼ばれる羊毛収穫法があるんです。

羊に毛の成長を一時的に止める薬を注射して、生えてくる羊毛に切れ目を入れます。

数週間待つと、下から新しく生えてきた毛に押されてその切れ目が皮膚表面にまで押し出されてくるので、バリカンで刈ることなく、セーターを脱がすかのようにつるんと毛を取ることができるのです。
 

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副作用はないのですが、この技術は開発された当時とても高価で実用化は無理でしたが、バイオテクノロジー事業にも参入しているヒゲタ醤油さんが、コストを大幅に下げたうえで、大量に生産する方法を開発することに成功したのです。

日本の醤油会社がこんなことできるなんて、素晴らしいですね。

 

 

スペインの農林水産省が国内で飼育されている羊についてのレポートはこちらから。 

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スペイン政府の新型コロナウイルス対策の規制緩和

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今週の月曜日から新型コロナウイルス対策の規制緩和が始まりました。
スペイン政府は厳格な規制を6月の終わりまでに4段階に分けて解除してゆき、現在は赤い地域がフェーズ0でオレンジの地域がフェーズ1です。

マドリードは赤でフェーズ0です。

 

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新型コロナウイルス対策の規制緩和

全国紙のEL PAISによるとこの4段階はフェーズ0からフェーズ3までで、次のように決められています。

 

フェーズ0
  • 一般市民は1日1時間の散歩、または運動。
  • プロのスポーツ選手はチームでのトレーニング。
  • 小規模商店は営業できるが、予約制で、お店の中に一度に入れる人数に規制あり。

ブティックやアパレルショップでは試着室や試着された服は毎回、消毒するそうです。
本屋さんではお客さんが触れるのは買う本のみだそうで。

図書館に返却された本は2週間の検疫期間をおいてから、貸し出されるそうです。

 

フェーズ1は最短期間が2週間とされ
  • ソーシャルディスタンスを保った10人以内のミーティング。
  • 小規模商店の営業。
  • 飲食店はテラス席で営業。ただし、使用できる席は定員数の5割まで。
  • ホテルや観光施設が営業。ただし、共用エリアは使用不可。
  • 教会がオープン。ただし、礼拝所に入れるのは定員数の3割まで。
  • 青空市場のオープン可、ただし、店舗ごとにソーシャルディスタンスを保つこと。
  • 演劇やコンサート、ライブなどは室内なら観客は30人以下で、会場の定員数の3割を超えないこと。野外なら200人まで。
  • 博物館、美術館も定員数の3割まででオープン。
  • 葬儀場は少数の参列者ならOK。

 私の会社はフェーズ1まではテレワークです。

 

フェーズ2も最短期間が2週間とされ
  • レストランやカフェの室内席が使用数を限定した上で営業可。
  • 県内の別荘に移動が可能。
  • 映画館が定員数の3割まででオープン。
  • 演劇やコンサート、ライブなどは室内なら観客は50人以下、野外なら400人までOK。
  • 狩猟と釣り。
  • 教育機関がオープン。6歳未満の子供の保育所と大学受験。
  • ショッピングモールの再開、ただし、共有エリアやレクリエーションエリアの使用は不可。
  • 結婚式、ただし、参加者数に制限あり。

大学受験は6月の末から7月の始めで、新学期は9月からです。

 

フェーズ3は
  • レストランやカフェの使用可能な席数の制限が軽減、ただし、常にソーシャルディスタンスを保つこと。
  • 移動規制が軽減。
  • 商店の営業の際に使えるスペースが50%まで拡大。
  • ナイトクラブ、バー、ディスコは定員数の3割まででオープン。
  • 海岸に行けるように。だたし、ソーシャルディスタンスを保つこと。

 

そして、新しい日常生活へ。

6月の末には新しい日常生活を始められる地域がある見通しだそうです。

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警戒事態中に、ブログを始めてみます。

スペインの死者は2万6000人を超え、マドリードにはその3分の1が集中しています。

サンチェス首相が警戒事態宣言 をして、3月15日の午前0時からの警戒事態は、現在5月 24 日午前0時までの延長されています。

 

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そんなところで暮らすテレワーク42日目の会社員です。

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