コゴの日記。

マドリードで暮らす会社員の日々。

スペイン政府の新型コロナウイルス対策の規制緩和

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今週の月曜日から新型コロナウイルス対策の規制緩和が始まりました。
スペイン政府は厳格な規制を6月の終わりまでに4段階に分けて解除してゆき、現在は赤い地域がフェーズ0でオレンジの地域がフェーズ1です。

マドリードは赤でフェーズ0です。

 

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新型コロナウイルス対策の規制緩和

全国紙のEL PAISによるとこの4段階はフェーズ0からフェーズ3までで、次のように決められています。

 

フェーズ0
  • 一般市民は1日1時間の散歩、または運動。
  • プロのスポーツ選手はチームでのトレーニング。
  • 小規模商店は営業できるが、予約制で、お店の中に一度に入れる人数に規制あり。

ブティックやアパレルショップでは試着室や試着された服は毎回、消毒するそうです。
本屋さんではお客さんが触れるのは買う本のみだそうで。

図書館に返却された本は2週間の検疫期間をおいてから、貸し出されるそうです。

 

フェーズ1は最短期間が2週間とされ
  • ソーシャルディスタンスを保った10人以内のミーティング。
  • 小規模商店の営業。
  • 飲食店はテラス席で営業。ただし、使用できる席は定員数の5割まで。
  • ホテルや観光施設が営業。ただし、共用エリアは使用不可。
  • 教会がオープン。ただし、礼拝所に入れるのは定員数の3割まで。
  • 青空市場のオープン可、ただし、店舗ごとにソーシャルディスタンスを保つこと。
  • 演劇やコンサート、ライブなどは室内なら観客は30人以下で、会場の定員数の3割を超えないこと。野外なら200人まで。
  • 博物館、美術館も定員数の3割まででオープン。
  • 葬儀場は少数の参列者ならOK。

 私の会社はフェーズ1まではテレワークです。

 

フェーズ2も最短期間が2週間とされ
  • レストランやカフェの室内席が使用数を限定した上で営業可。
  • 県内の別荘に移動が可能。
  • 映画館が定員数の3割まででオープン。
  • 演劇やコンサート、ライブなどは室内なら観客は50人以下、野外なら400人までOK。
  • 狩猟と釣り。
  • 教育機関がオープン。6歳未満の子供の保育所と大学受験。
  • ショッピングモールの再開、ただし、共有エリアやレクリエーションエリアの使用は不可。
  • 結婚式、ただし、参加者数に制限あり。

大学受験は6月の末から7月の始めで、新学期は9月からです。

 

フェーズ3は
  • レストランやカフェの使用可能な席数の制限が軽減、ただし、常にソーシャルディスタンスを保つこと。
  • 移動規制が軽減。
  • 商店の営業の際に使えるスペースが50%まで拡大。
  • ナイトクラブ、バー、ディスコは定員数の3割まででオープン。
  • 海岸に行けるように。だたし、ソーシャルディスタンスを保つこと。

 

そして、新しい日常生活へ。

6月の末には新しい日常生活を始められる地域がある見通しだそうです。

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